人生で一回の宝くじを当てた母
我が家はたまに宝くじを買います。
そんなに簡単に当たるわけないとわかっていても、買わないと当たる可能性もないので、そのわずかな可能性にかけています。
しかし、私はたった一回バラを10枚買って10万円を当てた人を知っています。私の母です。
その日は私の大学の願書をもらいにいった帰りでした。
なぜか母はその日一日中期限がよく、一緒に願書もらいに行くよと付き合ってくれました。
そして絶対にここの大学は受かるから大丈夫だよと笑顔で言ってきました。
正直私の偏差値はぎりぎりで受からないかと思っていた大学だったので、母がなぜこんなに自信たっぷりなのか疑問でした。
その願書をもらった帰りに母はいきなり今日は当たるからと言って宝くじを買ったのです。
私は母が今まで宝くじを買ったところを見たことがなかったので、とても驚きました。
そして、宝くじは見事に10万円が当たったのです。
そして大学も私はそこの大学だけ受かりました。
母は昔から予知夢を見たり、やけに自信たっぷりと物事を言い切ることがあったのですが、今回もなんだかとても予感がしたそうです。
それ以来母は宝くじを買っていません。
その時の宝くじは家族で山分けしました。
今思えば大学に受かったからよかったですが、もし宝くじが外れていたらとても縁起が悪かったなと思います。
しかし、今回は当たるという強い自信を持って宝くじを買えるのは楽しいだろうなと思います。
また母が何か予感がする機会があればいいなと思います。